「ニュースレターって何ですか?」広い意味で言うと、新聞や地域・学校からのお知らせもニュースレターです。ニュースレターの反対は世の中の多数である売込チラシやセールスレターです。売込チラシは新聞折込などで多くの方に配布し、ニュースレターは一度お客様になられた方を固定客(ファン)にするための方法と言われています。
営業の上手な人は、相手の知りたい情報を提供して話を盛り上げ、最後に少しだけ商品の話をして商談を成立させますが、とにかく売りたいと思っている人は最初から商品の話を切り出します。
前者がニュースレターの性格に近いです。どちらがいいという訳ではなく、目的が違うので使い分けが必要かと思います。
「営業の秘訣」はお客様と親しくなることだと思います。多くの人が親しい人に相談をして、親しい人から物を買いますね。同じ買うならお気に入りのあの人から買いたいと思ってもらえる時、お客様はあなたのファンになっています。
そんな人がどんどん増えたら、営業も仕事もとても楽しくなり、結果的に成績も上がり、お店や会社の発展に大きく貢献します。当然モチベーションもあがります。
こうした理想的な状況が構築出来るニュースレターは、営業ツールの中でもかなり優秀な存在だと言われています。
「ニュースレターの作り方」は自分で作るか人に頼むかのどちらかになります。世の中にはニュースレターの作成会社もあります。スキルのある方は自分で自由自在に作られます。私はスキルが無いので、ついつい文章中心のニュースレターを作ってしまいます。
建材店時代に書いていた「元気便り」は私が結構に自分をさらけ出していたので、割と読まれていたようです。人は他人の生の情報に興味を持つのです。そして、心惹かれると文章を真剣に読み、感動感銘します。ニュースレターに自分自身のこと、例えば考えや出来事などを書くと、親しみを持ってもらえることがあります。うまくいったことよりも、失敗したことを書くと安心感を持たれ、「この人正直だなあ」と思ってもらえるかもしれません。
人それぞれですから、つまらないと思っていることに興味を持たれる場合があります。そして、ニュースレターは必ずしも綺麗でなくてもいいと思います。手づくりで素人っぽい方が愛着を持たれることもあります。
予算があって、綺麗でセンスを求められるのでしたら外部に発注されてもいいかもしれません。自分で作れば達成感はあるし、お金もかからないので継続できると思います。
「ニュースレターの効果」は様々あります。配布先は新規や既存のお客様、同僚・上司・取引先・家族・友人などたくさんあるのですが、自分の情報(考え・思い・出来事・感動したこと・嬉しかったこと・うまくいった事・失敗した事他)を紙に書いて人に伝えると、もしかして今までとは違った現象が生まれるかもしれません。
例えば、営業活動に新たな活気が生まれた、人間関係が以前より良くなった、自分のやる気が上がったなど、結果として店・会社・営業に良い影響を与えるのです。
ある住宅のリフォーム店さんは営業の方が会社とは別に自分のニュースレターを作成され、お客様を訪問される時に手渡しされたそうです。例えばよく行くお店の情報とか、休日に行かれた美術館の様子などを書かれ、お客様との絆を深められるのですね。
「ハガキ名刺っていかがですか!」
ポストカードはハガキサイズなので切手を貼ってもいいし、手渡しもOKです。何かを伝えたい時、自分自身を相手に知ってもらう場合にも使えますね。名刺には限られた情報しか入らないので(例外もありますが)ハガキ名刺なんてどうでしょうか。
そんなハガキ名刺の発想を持っていなかった建材店時代は、両面の名刺を作っていました。裏に趣味とか出身校や年齢など自分の情報を書いていたのです。自分を知ってもらうことで、相手の方と親しくなることもあるのですね。
例えば「同じ高校ですね」「ゴルフ好きなんですね」などと共通した面から話がはずむことってありませんか。ハガキは名刺と違い印刷もコピーも簡単にできるので便利ですね。あなたも、一度ハガキ名刺作ってみられませんか。営業にもきっと使えるかと思います。
営業訪問して留守だった時、ハガキ名刺に何かの連絡やお願い等のメッセージを空欄に書いてポストに入れたり、あるいは事務員さんに渡すとインパクトあると思います。ハガキは封書の手紙と違ってオープンなので、他の人が読まれて思わぬ効果が生まれることもあることでしょう。